■プロローグ

この旅は大学を卒業する直前に、卒業旅行と称して行ったヒッチ旅である。



2月の厳冬期、10日間で日本を半縦断したのだが、



この旅こそが私の人生を変えた旅だ。



社会人になったら山も旅も自由に行けなくなるんだ。


こんなバカなこともできなくなるんだ。


これから一生働くためだけに生きていくのかなぁ、なんて


本気で考えていて、



社会人になることにすごく不安を感じていた。



だけど


この旅が楽しくて楽しくて



あまりにも最高すぎて



そんな不安を取っ払って、


私に夢を持たせてくれた。



いつか会社やめて、旅したい。


期限を決めずに思いっきり放浪旅を楽しみたい!



そんな夢を持って、そのために仕事頑張ろう!って思って吹っ切れた。




人間やれば何でもできるんだ。


好きなことたくさんできるんだ。



なんか今の私ならなんでもできる気がする。



・・なんて変な自信を持たせてくれた。



そんなエネルギーに満ち溢れる旅でした。




そのときの相棒はソウルメイトゆういち。



私にたくさんのパワーとたくさんの笑顔をくれた



大事な大事な



相棒です。






2007年1月30日

大学の試験が終わって一週間。


まだ単位が残っていたのでこれ落ちたら卒業できないわー状態で臨む旅。



たくさん重ね着をして、もこもこのマフラーを巻いて


でかいザックの中身はほとんど防寒用具。



真冬の寒い中テント泊、しかもわざわざ豪雪地帯の日本海側を行くルート。



アホやんな。



でも、それでも、




わくわくしかなかった。







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