■感謝状
くらりえを乗せてくれた人へ
くらりえはこれまで、沢山のひとの車に乗せてもらいました。
道端で親指を立てて、
満面の笑顔を振りまいて、皆さんをつかまえました。
私達にとってこれはやっぱり冒険で、人に出会うことそのもので、生きがいです。
きっと、乗せる方にとっても、ヒッチハイカーを乗せることって
結構どきどきすることで、
ちょっと、わくわくすることだと思うんです。
私達に危ないって言ってくださる方もいるけれど、皆さんだって、もしかしたら危ないかもしれない。
だけど、みなさんは、わたしたちが変なことをしないひとだと思ってくれたから、乗せてくださったんだと思います。
見知らぬ人を車に乗せること、見知らぬ人を泊めること、ほんとは結構勇気のいることですよね。
なんだかんだいったって、私達は今日初めて会ったひとで
その車からカードが一枚がなくなれば、それだけですごくいやな思いをするかもしれない。
だけど、
そうじゃないかも知れないんです。
その出会いが一生の出会いになるかもしれない
車の中で話した一言が
一生心に残るかもしれない
危ないのはお互いだけれど
私は、やっぱり、傷つくかもしれないから出会わないより、傷つく覚悟で出会いたいです。
だけど、世の中そんなひとばっかりじゃありません。
皆さんが車を泊めるまでに、
私達はたっっっっっくさんの車とすれ違ってるんです。
笑顔で面白がってくれる人もいるけれど、
気がついていても目を合わせない方も沢山いらっしゃいます。
自分で言うのもなんだけど、ヒッチハイカーなんて身元も分からないし、物騒な世の中だし、それもやっぱり、普通のことだと思うんです。
何台も何台も何台もの運転手さんが私達の前を通り過ぎた後、
私達は
ようやくみなさんと会ったんです。
ヒッチハイカーを乗せることが出来る人は、
ひとを信用する勇気を持ってるひとなんだって思います。
私達は何人も何人もそんなひとたちと出会っているから、当たり前のように思ってしまうこともあるけれど、
そんなわけないんです。
ヒッチハイカーも見たことないけど、ヒッチハイカー乗せるひとだって見たことないでしょ?
だから、
みなさんに出会えたことはやっぱり奇跡みたいな確率で、ひどく大事な出会いなんだと思います。
だから、
この一言でいえるものじゃないけど
乗せてくれてありがとうございました!!!!!
大好きです。
<くらたより>
【かんしゃじょう2】
【逍遙人生へ】